こんにちは、もろみです。
今回は二女むーちゃんが消化管アレルギーだったことをまとめていこうと思います。
むーちゃんはもうすぐ3歳になりますが、
たまごの黄身による消化管アレルギーを持っていました。
現在は卵も食べられるようになり、保育園の給食も普通食対応です。
アレルギーがわかるまで
むーちゃんが消化管アレルギーであることがわかるまでの過程。
実際にどのような症状が出たのか。
卵を食べられるようになるまでの取り組みについて書いています。
我が子が消化管アレルギーだとわかるまで、
そういうものがあるということも知りませんでした。
人に話しても聞いたことないと言われます。
市の栄養士さんに相談したときは
「消化管アレルギーはまだ知られてないことが多いんです。」と話されていました。
同じような症状を抱えるお子さんの参考になればと思います。
長女のときは初めての離乳食だったので慎重に進めていきました。
「量は適正かな?時期は合っているかな?食材は新鮮かな?」など注意深く取り扱っていましたが、2人目になると両親ともにアレルギーはないし、長女もアレルギーは出なかったから大丈夫かな。と油断して少し大雑把になっていました。
二女むーちゃん、離乳食を開始したのは生後6ヶ月のときでした。
初めて卵の黄身を食べたのは生後7ヶ月頃でした。
さすがに卵は心配だったので最初は気をつけて
「18分の堅ゆで卵の黄身を耳かき1杯」
どこかで見た情報をもとにひと口あげました。
そのときはなんのアレルギー反応もありませんでした。
2回目も同じように与えて、アレルギー反応なし。
この子もアレルギーなしねと安心していました。
しかし3回目に卵黄を食べた日に突然嘔吐しました。
卵黄が原因だとは一切考えませんでした。
あまりにも突然だったのでなにか誤飲したのかなと心配になりました。
その日小児科を受診すると腹部エコーで「嘔吐下痢っぽいね。」と言われました。
その後嘔吐する様子もなく風邪の症状も出ませんでした。
4回目に卵黄を食べた日も突然嘔吐しました。
この日は特にひどく嘔吐が続き、1時間で6回嘔吐を繰り返し、
ぐったりしていてとても心配になりました。
かかりつけの小児科が休診だったので、別の小児科を受診しました。
このとき私の頭の中にはもしかしたら卵が原因ではないかとよぎっていたので
先生にその旨を伝えると、その先生は
「卵アレルギーは白身がほとんど湿疹が出る。今回の嘔吐に卵は関係ないでしょう。」
と言って卵による嘔吐の症状を否定され、今回も嘔吐下痢と診断されました。
翌日それでも気になったのでかかりつけ医にこれまでの経緯を説明したところ、
消化管アレルギーである可能性があるということで検査をしてもらうことになりました。
血液検査の結果、卵に目立ったアレルギー反応は出ていませんでした。
ただ消化管のアレルギーは血液検査ではわからないので実際に食べてみて判断するとのことでした。
その際、「20分のかたゆで卵を作り、卵黄と卵白はすぐに分離すること。
そうしないと成分が混ざってどっちが原因かわからなくなるので注意して。」と言われました。
そこで5回目の卵黄(1/4量)にチャレンジしてみました。
結果はやはり嘔吐でした。
そのときは食べてから3時間後に嘔吐し、1時間で5回嘔吐を繰り返しました。
その後小児科を受診し、そこで黄身による消化管アレルギーと診断されました。
先生によると、
・血液検査ではわからないんだよね。
・主に卵黄を食べて嘔吐して、白身は大丈夫はケースが多い。でも黄身がオッケーになるまで白身は食べさせないでね。
・多くの子は成長するにつれて食べられるようになる。大体2歳くらいには食べられるかな。
・病院で負荷検査をして食べられる量を増やしていく。体調のいい日におうちでも食べてみてね。
・食べれば食べた分、体が慣れていきはするけど、焦らなくても多くの子は大きくなると食べられるようになるから大丈夫よ。
こんな感じでした。
アレルギーがわかったときの気持ち
これを受けて私は、
やっと嘔吐の原因がわかってよかった!という気持ちと
まさか自分の子がアレルギーとは…
たまごっていろんなものに入っているし除去食は大変そう…
とショックを受けたのも覚えています。
このアレルギーがわかるまでの過程で1番辛かったのは、
二女むーちゃんが嘔吐を繰り返すのを見なければいけないことでした。
小さい体で必死に嘔吐し、ぐったりする姿には涙が出てきました。
呼吸が止まってしまうんじゃないか、
死んでしまうんじゃないか、と心配でたまりませんでした。
消化管アレルギーの症状
むーちゃんの場合、
卵黄食後約3時間で嘔吐
1時間で5~6回嘔吐を繰り返す
吐き切るとぐったりする
2~3時間睡眠をとると回復し、普段と変わらない様子
こんな感じの症状でした。
小児科での負荷試験
かかりつけの小児科で負荷試験をすることになりました。
1回目の試験は生後10ヶ月のとき。
卵黄(1/4量)を食べて3時間病院で待機。
嘔吐はなくクリアでした。
2回目の試験はコロナの感染が拡大し、
かかりつけの小児科では対応できないということで延期になりました。
その後、負荷試験は受けていません。(そんなんでいいの!?)
自宅での取り組み
自宅では最初はたまごちゃんれんじと称し
週1回ペースで卵黄(1/4量)を食べていたのですが
1歳から保育園に通い出し、
小児科が空いている時間に食べさせることができなくなったため
だんだんと回数は減っていき、食べさせなくなりました(そんなんでいいの!?②)
なにより嘔吐したらかわいそうという気持ちから私の気も進みませんでした。
普段の生活の中で原材料に卵が含まれているものは少しずつ食べさせていきました。
こちらの本にはアレルギーのことが詳しく書かれていて参考になりました。
保育園での対応
むーちゃんは1歳から保育園に通うことになったので
保育園ではアレルギー対応食(卵完全除去食)をお願いしました。
アレルギーのことを保育士の先生や園長先生、調理師の先生にも説明しましたが、
消化管アレルギーは初めて聞いたと言われました。
たまごを克服するまで
ずっと延期していた負荷試験が気になり、
2歳半になった頃、小児科で再度相談しました。
「コロナの対応のため、まだ院内での負荷検査は再開していないので、
自宅で卵黄1個食べて嘔吐しなければアレルギー対応食を解除していいよ」とのことでした
(え?そうなの?
院内で負荷検査して確認しないといけないんじゃなかったの?
なんのために延期って先伸ばされてたの?)
とは思いましたが、自宅で食べてオッケーなら早速やってみようと思い、
卵黄(1/2)からたまごちゃれんじすることにしました。
2歳6ヶ月むーちゃん、卵黄(1/2)挑戦。
もう2歳過ぎてるし、普段の食事でも卵が含まれているものを食べているし
嘔吐せず、きっと余裕で食べれるだろうと思っていたら、
ここでハプニング!!
なんとむーちゃん卵黄を食べない・・・
もう2歳半になれば好き嫌いもはっきりしていて
断固拒否!!!
噓でしょう・・・食べないことには始まらないぜ・・・
なんとかだましだまし食べさせて、
卵黄(1/2)クリア!!
続いて卵黄1個に挑戦。
本当は厳密に卵黄だけをあげた方がいいのでしょうが、
卵黄1個だけをそのまま食べさせることはできなかったので、
サンドイッチにしてあげました。
こちらも苦戦しながらも全部食べて、嘔吐なし。クリア!!
2歳半晴れて卵黄を克服しました。
その後小児科の先生からもアレルギー食解除の診断書をもらい、
無事に保育園で普通食に移行できました。
たまごを食べられるようになってからの変化
普通食に移行してから保育士の先生に言われたことですが
「むーちゃん、普通食になってみんなと一緒の机で食べることができて、
自分でごはんに手が伸びることが増えたし、積極性が出てきたように見えます。
普段の生活も笑顔が増えていて、普通食になった効果じゃないかと思います。」
とおっしゃっていました。
そんな変化があるとは・・・!!
もっと早くママが動いていたらよかったねと内心思ったことです。
以上が二女むーちゃんの消化管アレルギーのお話です。
さいごに
かなり大雑把な私の性格が出ているような気がしてお恥ずかしい話ではありますが、
もし同じような症状に悩む子の参考になると嬉しいです。
我が子のように幸い症状が重くなく、成長と共に食べられるようになる場合もありますが、
中には深刻な症状で命に係わる場合もあるので
保護者である私たちがしっかり知識を持っていなければいけないと感じています。
あくまでもこれは我が家の話なので、しっかりかかりつけの病院と相談をして治療されてください。
むーちゃんはもうすぐ3歳になるのですが、今は全卵を食べてもなんともありません。
ただ、卵関係なくたまに朝から嘔吐することがあるので、
普通の子に比べて消化管が弱い方なのかもしれません。
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